世界って、現在だけじゃなく、過去にも未来にもつながってるなあと思う今日この頃。 未来につなげたい。優しい気持ち。綺麗な地球。また優しい気持ち。

静岡放射能汚染測定室一周年記念レポート

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ウォンさんの素敵なピアノではじまる(ずっとコンサートでも良かった~)静岡県放射能汚染測定室の記念講演会。
なんと・・・。私意外な事に「生小出先生」見るの初めてなのです。画像や本では何度もお会いしてるんですけどね♪

ウォンさんのピアノ~小出先生の基調講演~贅沢にもウォンさんがインタビュアーで小出先生と馬場利子さんの対談~ウォンさんのピアノと奥様の詩の朗読っていうプログラムでした。

小出先生のお話は「たとえ」がすごくうまくて、本当に聞きやすかったです。

原爆の実験映像からお話をされたんですが、ああ、原子力ってこういう事なんだと、身が引き締まりました。だいたいさ、便利なものって「兵器始まり」だったりしない?忘れちゃだめよね。

ヒロシマの爆弾は800グラムのウランを使用したそうですが、100万kwの原発一基1年分を稼働させるにはなんと1トンものウランがいるんですって。トンって子供のとの生活にはほとんど使うことないので、この単位が出てくるだけでドキドキします。

福島の事故は、大気中だけでヒロシマ原発170発分もの放射能をばらまいたことになるそうです。電気が足りる足りないなんてことは論点ではなく、原子力発電はやっちゃだめなのですね。

子供を被曝させない。

一次産業を守る

この二つが、先生の根底に流れているものだそうです。

静岡放射能汚染測定室一周年記念レポート
瓦礫の件でも、小出先生の言われている事がすとんと落ちました。

放射能のゴミは「とにかく現場でコンパクトに処理すべきで、広げたり薄めたりしてはいけない」のだそうです。なので、小出先生としては現地で焼却してコンパクトにする方法がベストだと考えてらっしゃるようです。しかも、福島の子ども達を被曝させまくらないためには、広げないためにも何かに利用するのではなく、他の場所にもちゃんと放射能処理が出来る焼却場を作って焼却によってコンパクトにして、残り灰は所有者である「東電にお返しする」ってなお考えなんだそうです。

それが独り歩きして「あの小出が広域処理をすすめてる」ってなったそうで・・・。(なら、最後の東電にお返しする入れなきゃぁぁぁ)

と、こちらは小出先生の意見。プラムフィールド馬場さんは、もともと瓦礫のなかの燃してしまう予定の有機物は放射性物質であろうとなかろうと、燃やすべきでない。だって、放射能だけでなくゴミの中にはダイオキシンをはじめとした有害物質だってあるもの。です。(私も、燃やさない派。)

今回の瓦礫処理って、瓦礫の量が分かっていない状態から広域処理を国が決めちゃってたんです。それこそ、震災で行政の方もたくさん被災されてて、それこそ亡くなられた方もいる。そんな中で先に決まった広域処理。

同じように子供を守りたいっていうお二人がお話しされていても、問題を解決する方法が全く違うのですもの。大事なことだから、もっともっと議論を深めないとね。

静岡放射能汚染測定室一周年記念レポート
順番が逆になっちゃったけど、これは放射能測定室総会。総会ってこんなに和やかなのね。馬場さんはじめ、プラムフィールドのスタッフのみなさんのチームワークと愛が満ちてました。

昨日、参加してみて、「こんなに愛にあふれた人がいっぱいだもん。地球も捨てたもんじゃないなぁあ」って胸にあったかい火が灯りました。

ありがとう。



 
この記事へのコメント
小出先生のお話直接聞けていいわ〜
山本太郎の本を買った。どれだけ、私たちは、マスコミを信じてしまっているか知らされたわ
Posted by おかみちゃん at 2012年06月15日 20:51
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