アレクセイの泉昼の部夜の部とも大入りでした。
1986年4月26日チェルノブイリ原発事故が起こって、180キロ離れたブジシチェ村は、放射能に汚染されてしまった。そこは180キロ離れてるけど見えない放射能で汚されここには住んではいけないと政府に言われてしまう。地図からも抹消されてしまうの。だけど、55人のお年寄りと一人アレクセイと言う若者は土地が汚染されてても放射能が検出されない泉のそばに自給自足しながら住み続ける。浜松上映会サイトは「
こちら」
と、ざっくり言うとこういうお話。10年前、2001年に作られてます。
ああ、おばあちゃんたちのお洋服がむっちゃ可愛かったなぁ。そして、とても放射能で汚染されたとは思えない元気っぷりでした。子どもは真っ先に健康被害を受けるので住めないけど、事故当時50~60歳くらいの人が大半なので、年齢による放射能の感受性を見てしまった感じです。(アレクセイって大丈夫なのかなぁ・・・)
風景がものすごく綺麗。
生活の中に電気製品なんて何もないの。見ててホッとしてしまう。洗濯なんて洗濯用泉でやっちゃうんだよ(の横で野菜洗ってたりする。おおらかだ)寒いのに一つ一つ手で足で洗うの。こんなに電気ないのに輸出用の電気のために故郷を汚されるってどんな気持ちなんだろう・・・。でも、彼らはそんなマイナスな思考何も感じさせない。
今、映画を見ると、どうしても東北の10年後20年後と重ね合わせてしまうね。
監督がトークで「人間も植物みたいなもので、根を生やしたらそう簡単には他の土地に行く事は出来ないもの」っておっしゃってた。心がずきずき痛む。ふくいち近くに住んでた人たち・・・。おじいちゃんおばあちゃんは特にそこから離れることは出来ないよね。離れる事=枯れてしまう事なのかもしれない。根を生やした時間が長ければ長いほどその土地に対する思いは深いのだもの。
でも、子どもは、若い人は、おねがい。タンポポの綿毛みたいに強く雄々しく美しく、飛んで欲しいなぁ。命を繋げて行きたいなぁ。でも、そこに根を生やし続けるか、飛び立つのかは遠くの私たちには決められなくて。
と、ホントにまとまりない文章になってしまった。
静かな静かなこの映画。後から後からいろんな思いが沸いてきます。
まだまだ全国で自主上映会あるみたいなので
公式サイト見てね。
あ、鈴木コージさんのワークショップと託児もわんさか人がいました。部屋中に張り巡らされた子どもたちが作った旗。見るだけで元気が出ちゃいます。託児要因の私は・・・。久しぶりに赤ちゃんスリングで抱っこさせてもらって・・・。ああ。幸せ♪ぽ。